フランスの旅行で役立ったアイテム。
湯沸かしポットと耐熱マグカップ。
カップは蓋付き、120度までOk。1個100円。
(100円ショップで探しましたが、80度くらいまでのが圧倒的に
多くて、熱湯OKな100度以上の耐熱はかなり少なかったです。)
四つ葉のシールを貼ったら、かわいくなりました♪♪
フランスは日本よりも電圧が高いので、ポットのお湯もすぐに湧きます。
ハーブティ、お味噌汁、緑茶、紅茶、カップ麺、カップ雑炊
いつでもどこでも、ほっと一息だったり、自炊だったり、大活躍です。
パリやエクス・アン・プロバンスの部屋で、サンレミのテラスで、
朝となく昼となくお世話になりました。
パリ、初日の夕食。明るいけれど、時間は21時。
パリのテイクアウトのお惣菜は美味しくて、あれこれ少しずつ買って
ディナーに。最近はデザートも甘すぎず、美味しかったです。
分担して持参した各アイテム、ポット、マグカップ、プラスチック皿
にフォーク&スプーン、ナプキン。
テイクアウトお惣菜ディナーも、ルームサービス風です。
昼間の気温40度のプロバンスでも、食べ慣れたお味噌汁やお茶
お醤油味などを、たまにいただくことによって、夏バテや疲労とは
無縁で、楽しく滞在できました。
ちょっと荷物にはなるけれど、長期旅には持っていくと役に立ちます。
他にはサランラップや、ペーパータオル、小分けした食器用洗剤
なども役立ちました。
保冷剤は、倒れそうに暑い屋外でも役に立ったり・・・♪♪
自炊日を取り入れると、経済的にも良いですし、スーパーで
いろいろ物色するのも楽しかったり、素敵に過ごせます!
今回、時間がないかなと思い、行く予定ではなかった「サンポールド・ヴァンス」、
ロザリオ礼拝堂のある「ヴァンス」の1つ手前の街ですが、急遽、バスを
降りて行ってみることにしました。
石畳の狭い通路ですが、メインの通りは観光客で溢れています。
更に狭い路地は、静かな場所もあったりで、
そんな場所ばかり探して歩いてみました。
お店が途絶えたような場所だと、観光のピーク時期とは
思えない静かな石畳の街の風景です。
15年前に来た時は、プロバンス柄の布とか、マルセイユの
石鹸とか、かわいいお店が連なっていましたが、
今ではすっかり雰囲気が変わり、ブティックやアクセサリー、
ギャラリーなど、個性的なショップばかりでした。
かわいいお店の方が、この街の雰囲気にぴったりな気が
するのですが、ここも観光の波が押し寄せたんでしょうか・・・。
プロバンスの布を探すのにとても苦労しました。
バス停の近くに、ようやく一軒・・・。
ここもアトリエですね。
レストランやカフェも増えていました。
ギャラリーばかりなので、数軒覗いたりもしましたが、
あちこち歩いて、素敵な場所探しをしました。
石畳の街並みは素敵なので、半日くらいの散策には、とても良いです。
そして、翌日午後便で、ニースからパリへ戻りました。
こうして、長い夏休みは終わりに近づきました。
長い間、フランス旅行にお付き合いいただき、ありがとうございました♪♪
やっと旅が終わりました〜♪♪
ニースから400番のバスにのって、ヴァンスのロザリオ礼拝堂を見に
行きました。ニースからは約1時間半ほど。
ニースはバス便が発達していて、近隣のいろいろな街に日帰りで行けて
しまうので、ニースに滞在して、バスであちこち見に行くのも良いです。
ニースを起点に、お気に入りの街の何箇所かに泊まるのも良いですね。
今回はプロバンスをメインにしたので、ニースは2泊だけです。
海岸のあの混み具合を見て、やはりバカンスのピーク時は短期滞在にして
正解です。
ピーター・メイルの本にも、夏になるとプロバンスからコートダジュールへ
移動する車で道路は大渋滞・・・と書いてありました。
さて、バスの車内から見る、外の風景。しばらく地中海の海岸線に沿って
進むので、車窓からの風景を大いに楽しめます。
観光シーズンで乗降客も多く、予定の1時間で着くのだろうか・・・と
ちょっと不安・・・。
海岸線を離れると、空港の脇を通ったり、かわいい街並みが見えたり、
ローカルバスの旅も楽しいです。
混んでいましたが、殆どの乗客は1つ手前のサンポール・ド・ヴァンスで降りて
終点のヴァンスまで行く人はそう多くはなかったです。
マティスのロザリオ礼拝堂は、バスを降りてから15分くらい歩きます。
真夏なので、その距離が長いこと!!
渓谷のような橋が見えてきて、「そうそう、ここ、ここ!」
最初来た時は、確か火曜日と木曜日しか見学できなくて、その日程に
合わせてニースに滞在してました。
緑の中に、石造りの密集して家々。中世の街並み。
カフェです。
建物はどこも雰囲気があって素敵です。
ロザリオ礼拝堂の十字架。
以前は柵なんてなかったのに、建物の半分が柵で囲われていました。
内部には、椅子が並べられていて、説明の女性がいました。
ブルーと黄色のコートダジュール・カラーのステンドグラスが、大理石の床に
映りこんで素晴らしく綺麗なのですが、椅子が並んでいたので、自由に見学
できませんでした。説明はなくていいから、もっと自由に見たかったです。
以前来た時は、椅子も何もなくて、もっと素敵に見えたので残念です。
観光客がたくさん訪れるようになって、雰囲気も変わり、時の流れを感じました。
以前を知っているからであって、初めて見たらやはり感動すると思います♪♪
一度は行ってみたい、人気スポットですよね〜!
ロザリオ礼拝堂 詳しい説明は → こちら
礼拝堂を見て、このまま戻る予定にしていましたが、急遽、1つ手前の
サンポール・ド・ヴァンスにも行ってみることにしました。
この日が、今回の旅の最終日で、翌日はニースからパリ経由で日本に戻る日
なのです。最後までしっかり見て帰りましょう♪♪
いつのまにか11月になってしまいました。
すっかりご無沙汰してしまい、ごめんなさい。この間、アクセスして
くださっていた皆さま、ありがとうございました♪♪
忙しさが一段落したので、また、お付き合いくださいね!
写真はニースの8月です。地中海のビーチにパラソルがいっぱい。
暑かったですが、寒くなってきた今、暑さと海が懐かしいです。
では、しばらくの間、コート・ダジュール、ニース探訪をにご一緒に♪♪
有名なプロムナード・デザングレ。英国人の散歩道という意味です。
かつてイギリス人が多く移住してきて、こう呼ばれるようになったみたいです。
以前、何度かニースに来てますが、この通りが大好きで、朝に昼に晩に・・・と
散歩しました。その時は、閑散期で人も少なくて雰囲気が良かったのですが、
今回はあまりの人の多さと、観光地的な印象が強くて、結局、この時の1回しか
散歩しませんでした。やっぱり、ピーク時期を外したニースが好きかも♪♪
2月のミモザの時期とか・・・。
マセナ美術館で、南仏画家のマティスの美術展を開催中でした。
マティス・イヤーのイベントで、市内のあちこちで開催中、
共通チケットで8か所位入館できるそうですが、時間的に
ここ1か所だけ見ました。マティスの絵はほんの数枚で
あとはニース近郊の画家の絵でした。観光地ではなく、まだ素朴な
海沿いの街だったかつての姿などが見られて興味深かったです。
赤いプジョー、かわいいです。
私のプジョーと同じ顔!なんだか親しみが湧きます。
当然ですが、圧倒的にプジョーが多いです♪♪
夕食は、ホテルのフロント係に聞いて、お勧めしてくれたレストランの中から
カジュアルなカフェを選んで、予約をしていただきました。
サンレミでホテルの方に聞いたレストランがとても美味しかったし、
予約までしていただけたので、ニースでもその方法で選んでみました。
地図を見ながら行ったのが「Marlone Cafe」。シーフードが美味しいって♪
前菜。サラダですが、サーモンたっぷり!
seafood skewer・・・って何でしょうか?
この店のオリジナルでお勧めみたいです。28ユーロ。
ローストしたエビとかサーモンとか白身の魚とか書いて
あるけど、これだけではイメージが湧きません・・・。
なんだか凄いのが来ました。
周りの人たちの多くが、お肉が串刺しになってぶら下がったのを
食べていて、何だろう・・・と思っていたら、自分たちのところにも・・・。
エビ、サーモン、パプリカ・・・、下のお皿にはポテトがいっぱい。
道行く人たちの視線を感じました。インパクトあります、このお料理!!
写真を見たら、また食べたくなっちゃいました。
テーブルの紫のクロスの色が綺麗でした。
プロバンスのアンスイのカフェも、同じ色でした。
この明るさで21時です。
カフェのお兄さんたちが、とても陽気でさすがラテン系。
オーダーの時のやりとりや、通りがかりの声のかけ方が絶妙で
隣の席の人たちまで笑いの渦に・・・。
あちこちで爆笑が聞こえてきて、この店の人気の1つも、あの陽気な
お兄さんたちなのかな・・・と思ったり。
こう陽気だと、ケ・セラ・セラな感じで、もっとゆるゆると過ごそう
な〜んて思ってしまいます。パリの人々とはまたちょっと違って
南の太陽と地中海が性格を明るくするのでしょうね〜。
ニース2日目。
ニースの花市や野菜マーケットも賑やかで良いのですが
プロバンスで朝市に何度も行ったので、シャガール美術館へ行きました。
美術館のカフェのランチが美味しいというので、早めにホテルを
出て、バスに乗って行きました。
以前来たのは、15年も前で、ホテルから歩きました。2月だったので
あちこちにミモザが咲き乱れて綺麗でした。
マティス美術館は、ステンドグラスが素敵でそれをみるだけでも
十分です。
市街地から少し離れているので、敷地も広々していて気持ち良いです。
池の向こうにある大きなタイルの壁画。
館内の大きな窓から、椅子に座って眺められます。
色合いがニースっぽいです。ブルーが印象的です。
ホールにある大きなステンドグラス。
明るいブルー、深いブルー・・・と何とも言えない美しさ。
来て良かった〜。
全般的に、美術館のレストランやカフェは美味しいですよね。
ガーデンカフェで、ランチです。お値段はとってもリーズナブル。
軽めな感じです。
悩んだ結果、クロックムッシュにしました。
見た目、こんな感じですが、チーズたっぷりで美味しかったです。
本場のサラド・ニソワーズ(ニースサラダ)もお勧めだそうです。
午後はバスに乗って、ヴァンスにあるマティスの礼拝堂に行きます。
シャガール美術館から市街地までは下り坂なので、歩いて戻ってきました。
いつのまにかトラムも走るようになったんですね。
400番のバスに乗って、ヴァンスに行きます。
1時間ほどですが、観光シーズンで、木陰にバスを待つ人がいっぱい。
さて、どれだけかかるのでしょうか・・・。
続く〜
いよいよ最後の滞在先、ニースに向かう日です。
エクス・アン・プロバンスのTGV駅。10時。
アヴィニョン同様、ここもローカル線の駅は市街から近いのに
TGVの駅は離れています。
まずは、この黄色い刻印機を探して
切符に日付を入れます。
下のグレーの部分に切符を入れると
刻印されます。
モダンで明るくて綺麗な駅です。
3人旅の良いところは、2人が荷物の見張り番をして
1人が偵察やお買い物に行けるところです。時間があまりなくても
ささっと行って来られるのがとても便利です。
一人旅だと荷物を全部持って移動しなければならないので
時間もかかるし、結構しんどいです。
2人旅だと、それぞれ別行動になってしまい、待たされる方は
長〜く待たされ感があって快適とは言えず・・・。
TGVしか止まらないので、プラットフォームは2つ。
ニース行きは、2階のブリッジを渡って向こう側で
荷物を持って移動。
パリ行きのTGVです。
これに乗るとパリに戻れるんですね〜。
これは1つ前のTGVです。
1等席です。席は広々。2階なので荷物を上げるのが大変です。
あと、連結部のドアが自動ではなくて、右上にある
ボタンを一旦押してからでないと開きませんでした。
ニースまで、3時間の列車の旅。
ランチは駅で買ったラップサンドとドーナツ。
それと前日に市で買ったブラックチェリー。
フリーの旅ならではのお楽しみです♪♪
海岸が見えてきました。地中海です。
アンティーブ。
ピカソ美術館があります。海が見える素敵な美術館です。
映画祭で有名なカンヌも近くなり、車も増えてきました。
今回の旅の最終地、ニースに到着しました。
パリ&南仏の旅も終りに近づいてきました。
プロヴァンス最後の町、エクス・アン・プロヴァンスに着きました。
静かな小さな町と対照的に、賑やかで大きな街です。
通りも大きく、有名ブランドやブティックがいっぱいです。
不便なのでリュベロンの小さな街は行きにくいですが、
日程が少ない場合には、この街で過ごすのもお勧めだと
思います。
ミラボー通りから少し入ったところにある、HOTEL CARDINAL。
ちょっと古いけれど、中はリフォームされていて、
中心エリアからも近く便利な場所にあり、1泊67ユーロ。
一人旅にも良さそうです。
ツインのシングルユースなので、ベッドも広々。
それぞれ雰囲気が異なります。
もう1つの部屋はベッドカバーが瓢柄でした・・・。
教会がすぐ近くにありました。
裏通りには、びっしりと車が路駐で、
フランス全体のおなじみの光景です。
静かな村に居たので、久々の賑やかな街で
都会に来た〜という印象です。
でも、こんな静かな通りもあったりします。
翌日は朝市。スーパーを覗いても、フルーツの新鮮度に欠けるのは
朝市があるからなんでしょうね。新鮮なフルーツや野菜が溢れています。
ニンニクやハーブ調味料などもいっぱい。
石鹸。いろいろな種類がありました。
今回、リルシュルラ・ソルグ、サンレミ・ド・プロバンス、
そして、ここ、エクス・アン・プロバンスといろいろな所で
朝市に行けました。
ラベンダーのポプリ。
他にも、ランチョンマットやテーブルクロスや、籠やプロバンスの瀬戸物など
いろいろなものが売られていました。
お昼になると店じまいなので、ランチ前に買わないと閉まってしまいます。
大勢の人が並んでいるピザ屋さんを発見。
夕食はテイクアウトで、ピザにしました。
皆、店先で、4分の1にカットされたのを食べていましたが
ホールのを買って箱に入れて貰ってホテルに持ち帰りました。
他にもピザ屋さんはありましたが、このお店だけ人が集まっていました。
エクス・アン・プロヴァンスを離れる日。朝早く起きて、早めに荷物の
パッキングを済ませ、ひとりで広場まで散策してみました。
日中とは打って変わって人通りも少なくて清々しい朝です。
噴水を中央にして、ロータリー状に道路があって、いくつもの道路が
伸びています。
TGVの駅に行くバスもこの先から出ています。
画家セザンヌの像。この街は、セザンヌの生まれた街で、アトリエも
あるんですよね。今回は行けませんでしたが・・・。
朝のミラボー通り。静かで、朝の光が綺麗でした。
ちょっと得した気分♪♪
日中は人で溢れかえっている通りも、まだ寝静まったような静けさ。
市場の準備をするおじさん達が屋台を組み立て始めていました。
賑やかな街の朝のこんな静かな光景が好きです♪♪
ホテルに戻ると、こんな朝食が待っていました。
さて、次はコート・ダ・ジュールのニースに向かいます。
アンスイは観光客の誘致に積極的でなく、観光客も少なめ・・・という言葉
どおり、タクシーで回ったゴルドやルシヨンなどいわゆる「リュベロン」の
観光客で賑わう人気エリアと違って、静かで小さな田舎町でした。
それでも、そこそこバカンスに訪れている方々もいますが、皆、どこかのんびり
していて、この村の空気や風景と馴染んでいるように見えます。
観光客は、レストラン目当てに日帰りで来られる方が多いようです。
わたしたちも、その空気感にどっぷり浸って、の〜んびり。
まるで時間が止まったような、そんな感覚です。
せわしなく動き回る人もいなくて、居心地いいな〜。
宿は1つ、レストランは5つ・・・,スーパーはあるかな?
レストランに入れなかったらどうする?
渡航前に調べに調べ、次の訪問地、エクス・アン・プロバンスに行くには、
唯一7時過ぎの早朝バスに乗って、途中、乗り換えて行くしかないようだけど、
そんなに早く出るのは無理そう・・・。どうする?タクシーあるのかな?
と、いろんな心配事を抱えてやってきましたが、この景色、村の中を
歩いていたら全部吹き飛びました。「なんとかなるよね〜♪♪」
交通は不便だし、人気のあるリュベロンの地域とは離れているし、
やっぱり苦労して来て、出会える風景や人、空気がある・・・。
ほんとに居心地よくて、1週間くらいのんびりしていたい・・・。
家々も、とても素敵です。
教会はこんな石作りです。古い感じですよね。
おうちにあるプジョーと同じ顔。親しみが湧きます♪♪
出会えるとうれしくなっちゃいます。
ランチは、オムレツが美味しいという「Les Moissines 」で。
以前からずっと買い集めていた南仏の雑誌やガイド・・・10年前の雑誌に
載っていたお店です。ランチの軽食・・・と言った印象でしたが、
しっかりお昼ごはんです!
紫のクロスがお洒落です。
フランスってどこも色の使い方が素敵♪♪
ジュースはどれも絞りたて。
レモンジュースは酸っぱくて、お水とお砂糖を足します。
ピンクグレープフルーツは果肉も入っていてフレッシュ。
プロヴァンスは、フルーツが豊富なんですよね。
これがオムレツです。
小高い場所にあるレストランで、見下ろすリュベロンの
景色もご馳走♪♪
現実離れした風景が目の前に・・・。
ランチの後は、アンスイ城を見学する事にしました。
案内付きのツアーです。時間になると入口の門が閉まって
入れなくなるので遅れないように・・・。
内部を見学した後に、テラスから景色を眺めました。
左の方が、案内役の女性です。ツアーの最初に発した一言、
「This is my house.」
えっ、家なの?!
てっきり係の方なのかと思っていたら、家主さん直々のご案内だったのです。
17世紀、18世紀、次々と改築されていったそうですが、いろいろな
タイプの部屋が、そもまま残っていました。
でも、こんな大きなお城を持つってどうなんでしょう・・・。
あそこまでが私の領地で・・・って遠くを指差して説明していました。
お城だけに眺望は見事です。
石作りの要塞のようなお城。
泊まっていたホテルも、坂の上の方の家々もこのお城の一部のような雰囲気。
領主が代々受け継いできたそうですが、2008年、割と最近、相続問題で
お城は売却され、新しい家主さんも以前と同じくツアーを続け、訪問客に
内部を案内しているそうです。
坂を下って行くと、広場やスーパー、郵便局などがあるメインストリートが
あり、レストラン目当てに訪れる車で賑やかな感じです。
メインストリートの一角に、小さなSalon de the もあります。
ランチはお腹いっぱいで、デザート無しだったので、ここでおやつ。
中のお店でケーキを選んで、外のテラスでいただきました。
小ぶりですが、どれも1ユーロ。とても美味しかったです。
近くに住んでいたら、毎日来てしまいそう!
そして3日目。
チェックアウトして、荷物を持って坂を下り、この村一番の
レストランでランチ。
la closerie.
マルセイユ直送のお魚が美味しいレストランだそうで・・・。
お店の向かいの眺望の良いテラス席でランチタイムスタート。
前菜・メイン・デザートのセットが26ユーロ。
アラカルトは1皿28ユーロだったので、やっぱりセット。
ガスパチョが美しいです。ムースが浮かんでいて、ラディッシュや
ミントで飾り付け。量もたっぷり。暑さの中、一気に生き返ります。
メインのチキン。 メインは1種類だけで、選択不可。
チキン苦手なんですけど、セットのお手ごろさに惹かれオーダーして
しまいました。
野菜もソースも美味しかったです。色合いが綺麗ですよね〜。
デザート。
昨日のランチといい、本当に美味しかった!
アンスイ・・・、観光客の誘致に積極的でなく、観光客も少なめ・・・。
ちょっと寂れた静かで地味な村を想像していたのですが、宿も素敵だし、
レストランも眺望が良くて美味しくて、salon de theのケーキも美味しくて
予想に反して、とても居心地の良い素晴らしい村でした。
観光化されてほしくない、ずっとこのままであって欲しいな〜と思いました。
時間が止まったようなのんびりした空間ってそうそう無いですもんね。
最後に、このお店のマダムが、「日本料理に興味あるの。いつか日本に
行きたいなって思っているの」という言葉が印象的でした。
マダムにタクシーを呼んでいただいて、次のエクス・アン・プロヴァンスに
向かいました。エクスはまた、賑やかで大きな町なので、時間が止まった
ような空間はここでおしまいです。
今回の旅で、一番楽しみにしていたアンスイという村の「Un Patio en Luberon」。
小さな村で、積極的に観光に力を入れていないとガイドブックには書いてあり
宿も1つだけ。
石畳の小道がたくさんの不便な村なんだろうな・・・との思っていました。
案の定、タクシーも上まで行けないからと広場で降ろされて、
ドライバーのオードリーが探索に行ってくれたのだけど、場所が良く分からず、
結局通りがかりの地元の女性に聞いて、ようやく場所がわかりました。
こんな石畳の坂道を、トランクをガラガラ引いて上がって、
汗だくになりながら到着。
苦労すればするだけ報われる・・・?
緑に囲まれた宿。シャンブル・ド・ホテル。
ここでは、ダブルの部屋を2部屋。チェックインすると、門の鍵を
渡してくれて、フロントを通らずに、この門から出入りできます。
2階に続く階段があって、左右に部屋が2つ。
ちょっとアパート風です。
リュベロンの町の名前が付いていて、こちらは「ルールマラン」
素敵なデスクもあります。
こちらはゴルド。
光溢れる部屋で、ここに住んでいる感覚になれそう。
早速、探検です。
1階の庭には、こんなカラフルなベンチがあったり。
レストランは、洞窟風。
シャトーホテルのような雰囲気です。
本館の共有テラスです。ネコちゃんが2匹、寛いでいました。
夕涼みしたら、気持ち良さそうな空間です。
2日目の晩は、ここで、宿泊客の皆さんと夕方に食前酒をいただきました。
いずれもご夫婦で、パリ在住の方、イタリア人、ベルギー人の3組で
とてもフレンドリーな方々でした。リュベロンの町や村をあちこちと
泊まり歩いているそうです。皆さん、それぞれ行き先が気になるようで、
「どこに行ってきたの?」「次はどこに行くの?」なんて聞かれたり。
宿泊客4組。それぞれ別々の国から来ている、というのが興味深かったです。
お楽しみのディナー。1日目だけ予約しました。
マルセイユ出身の小粋な宿のお兄さんが、材料も調達して、一人で作った
お料理です。前菜はパイ皮にパプリカがどっさり盛られた一品。
上には、プロバンス名物のオリーブのタプナードが載っています。
鮭のホイル焼き、じゃなくてペーパー焼き。
ハーブたっぷりで、付け合わせはズッキーニ、オレンジ風味。
それと、串刺しのなす、ズッキーニ、トマト。
すっごいボリュームで、デザートはちょっと厳しいかも・・・。
でも、どーんと出てきたのが、アプリコットのクレームブリュレ。
ほんとにアプリコットがたっぷりで、これまた贅沢な一品。
幸せいっぱいで、完食したあとに、嬉しいご提案が・・・。
「手作りのインフュージョン(ハーブティ)をテラスでどうぞ♪」
夜の心地よく涼しい風に吹かれ、オープンテラスのキャンドルの明かりで
食後のティータイム。
「僕は、明日の朝、早く起きて君たちの朝食を作るからもう寝るよ。
ゆっくりしてくれていいけど、部屋に戻るときはキャンドルを消してね」
と言って、宿のお兄さん、お仕事終了。
こちらも、遅くまでいたら悪いよね、なんて気を使う必要もなく
心地よくティータイムを楽しめました。
なんだか時間が止まって、楽園のような、そんな気分でした。
来て良かった♪♪
最初にこの宿を見つけ、「アンスイには絶対行きたい!」と言っていた
Oさんにとってもとっても感謝です♪♪
プロヴァンスについて、いろいろ調べましたが、バスが殆どなくて、
車がないと回るのが難しいです。
小さな町や村が点在するリュベロンを見て回るのに、一番不便だと思われる
サン・レミとアンスイ間をタクシーツアーを利用して行くことにしました。
14時〜19時までの5時間で210ユーロ。リュベロンの主要な場所を訪れながら、
サン・レミから次の宿泊先のアンスイという村のホテルに向かいます。
ホテルに迎えに来てくれたのは、オードリーという、サンレミ近くに住んで
いるフランス人女性です。
最初の訪問地、ゴルドが見えてきました。
高くそびえる岩に張り付くように家々が並んでいます。
コートダジュールのエズに似ています。
そして、その高台から見た風景。
リュベロン一帯が見渡せる絶景です。
石造の建物と、石畳の雰囲気の良い小道があちこちに・・・。
セナンク修道院。
ラベンダーの写真で見たことがあります。ここだったんだぁ!
ラベンダーが満開です。例年より2週間遅れで咲いたそうで、ちょうど見ごろで
ラッキーでした。
このツアーの間に、他にもラベンダー畑を通りましたが、どこもピークは終わって
いて刈り取られた後でした。
ツアーなので、30分程度の立ち寄りで、修道院の中には入れず、売店を
覘く程度でした。ラベンダーグッズが沢山売られていました。
ルシヨン。オークルで有名な場所です。時間帯によって、色が変わるそうで
夕暮れが綺麗そうです。ずっと見ていたいですが・・・ツアーですから・・・。
この街の建物は、この土の混ぜ具合で、微妙に色が異なるそうです。
リュベロンは、場所によって土や石の色が様々で、場所によって
町や村の色や雰囲気が随分と違うそうです。
ルシヨンの市街。オークルの建物の色はこんな感じ。
太陽が傾いてきて、色が濃くなってきました。
夕暮れの色を見てみたかったです。
観光客で溢れて賑やかでした。
ボニュー。ここは、外から眺めただけです。
他にも、いろいろな街や村があります。バスや電車を乗り継いで行くと
1日1か所にやっと行ける・・・という感じなので、タクシーは本当に
効率的です。
ルールマラン。ここはゴルドやルシヨンと少し雰囲気が違って、
とても洗練された高級リゾート地のような雰囲気でした。
訪れている人々も、何となくのんびり優雅に過ごしているような・・・。
色とりどりのマカロン。
タクシーで効率的にいくつもの町や村を訪れ、それぞれの特徴は掴めましたが
やはり、じっくり見て回りたいな〜と思いました。
もし、もう1度来られるとしたら、ルシヨンの夕暮れの色の変化を楽しんで
ルールマランでのんびり過ごしてみたいです。
そして、19時、一番楽しみにしていた「アンスイ」という美しい村に
到着しました。
ホテルから10分ほど歩くと旧市街です。
サン・レミ・ド・プロヴァンスは、画家ゴッホが入院中に多くの絵を
描いた場所として有名です。
散策開始です。
静かで閑散とした雰囲気なのかなと思っていましたが、
お土産屋さんや食器、ブティックなど沢山のお店が並び、
賑やかな雰囲気でした。
キルティングのクッションカバーや雑貨など、お洒落でお手頃な物も
多く、1日あれば見て回れるほどで居心地の良い街です。
まだまだ明るいですが、19:30 ディナーです。
ホテルのフロントのマダムお勧めのカジュアルレストラン,
La Cuisine des Anges.
予約した方がお店の方々の対応も良くて、心地よくお食事が
楽しめるので、ホテルのマダムにお願いして、予約をして
いただきました。一番乗りでした。
前菜・メイン・デザートのコース 28ユーロ。
ルーブル美術館の中のカフェが、1品16ユーロとか
29ユーロだったので、リーズナブルです。
前菜も、メインかと思うほどのたっぷりな量でした。
野菜も山盛りで新鮮です。
メインとデザート。
ディナーはゆっくり料理が出てくるので、あっというまに
時間が過ぎ、お店を出たのは22時近くでした。
翌日は、ゴッホ探訪。ゴッホにちなんだ場所、ゴッホの小道の散策です。
綺麗な庭や素敵な家などがあって、写真を撮ったり、眺めたりしながら
楽しく歩きました。
何となく、ゴッホの絵の雰囲気に近くなってきました。
オリーブの木
ゴッホが入院していた旧サン・ポール・ド・モゾール病院。
現在は修道院です。
静かで、涼しくて心地よかったです。
至るところにこのようなパネルが置いてありました。
ゴッホが風景を描いたと思われる場所と絵についての解説を
しています。が・・・当時の景色とは全く違う場所も多くて、
月日の流れを感じます。
往復1時間ほどの道のりを2時間以上かけて見て回りました。
市街地に戻った頃には、すっかりランチタイムを過ぎていて
どのお店もクローズ。この日のランチはこれだけ・・・。
広場では、パラソルの下で、皆さまティータイム。
それならディナーを早めに・・・と言っても、どこもディナータイムは
遅いのです。このお店、テーブルクロスがカラフルです。
そして、ピザ屋さんが空いているのを発見し、この日の早めディナーは
ピザです。
ハーフ&ハーフ。 サラダが半分にピザが半分。ピザは選べます。
12ユーロでした。
サンレミは居心地良くて、機会があったら、再訪してみたいな〜と
思いました。